令和3年5月1日 リニューアルオープンのごあいさつ

創業明治17年 神保町の角の下駄屋です

明治、大正、昭和、平成、さまざまに形を変えながらも神田神保町の隅っこで、履物を商いそれぞれの時代を見つめてまいりました。
創業から昭和58年までは看板建築の店舗で二代目の清一がところ狭しと履物を並べておりました。
その後、現在のサンライトビルに立て替えられた後は三代目を中心に地元の方々に愛されながらひっそりと営業してまいりました。
そして、年号が令和となり三年目を迎えた5月。神田神保町の角の下駄屋は新装開店する運びとなりました。いまだに現役の三代目に、四代目と五代目が加わり家族一同で皆さまのご来店をお待ちしております。

お好みの下駄台に、お好みの花緒で

長年商ってきた下駄は、お好みの台に大和屋自慢の花緒をすげて皆さまにお届けいたします。
下駄台は「矢沢桐材店」と「宮部木履」を中心に取り扱っております。
会津桐から矢沢さんが一つ一つ作った下駄台は、伝統的な雰囲気の中にも暖かい木の温もりを感じることができます。
宮部さんの下駄台は、一つ一つにシコロ織りを貼ったモダンなデザインになっています。
これらの下駄台に、大和屋が仕立てたオリジナルの花緒や作り手の方々の花緒を合わせて選んでいただければ、当店の職人がぴったりに挿げて完成です。

手ぬぐいもお取り扱いがございます

小倉染色図案工房の手ぬぐいを中心に注染手ぬぐいを取り扱っております。
季節ごとに展示を変えて皆さまをお待ちしています。

型染作家 小倉充子
1967年 創業明治17年より三代続く神田神保町の履物屋「大和屋履物店」(町内での通称は「角の下駄屋」)に生まれる。
1994年 東京藝術大学 大学院美術研究科デザイン専攻修了。その後、染色家・西 耕三郎氏の下で江戸型染を学ぶ。
1997年 「小倉染色図案工房」として独立。きもの、手ぬぐい、下駄の花緒、暖簾など、多様な型染め作品を制作する。
図案、型彫り、染めまで、ほぼ全ての工程を一貫して手がける。

楽しい催事も盛りだくさん

大和屋だからこそ出来る楽しい催事もこれからたくさんお届けしていきます。
ゆかた展に花緒展、手ぬぐい祭りなど…
神保町にお越しの際にはぜひお越しください。
本屋に寄って、カレーを食べて、大和屋履物店にふらりと立ち寄る。
三代目から五代目までが揃ってお出迎えいたします。

■大和屋5代目がリニューアルまでの経緯などをブログにまとめております。
 よろしければこちらもご一読ください。
 https://geta-yamatoya.com/blog/2810/